コンサルタント=ピアニスト=ランナーはきょうも語る

現役経営コンサル兼ピアニストがランニングと仕事術とピアノと英語とかについて語ります

スコトーマのパラドックス

つい先日何かのはずみでスコトーマという単語に出会ったので勉強しています。

コーチングについて書かれたものを読んでいたときだったでしょうか。

ストコーマと書いてる人もいますがスコトーマが正しいようです。scotomaと綴るそうで、語源はギリシャ語。blind spot(盲点)のことだそう。じゃぁblind spotでいいじゃん・・・(笑)

眼の神経束の部分には光を感じる細胞がないのでそこが盲点になるということが元々の意味だそうですが、そのコーチングに関する記事にあるスコトーマは、そこから転じて心理的な盲点を指しているのだそう。

つまり、それが正しいのだとすると(正しいかどうかという説明は(そこには)無いし、おそらくそこまで脳科学で解明できていないのかもしれませんが)、自分では気付かない/理解し得ないことがあり、気付かないことに気付く、あるいは自分が何かを理解し得ないことを理解するのもできない(あるいはきわめて難しい)ということだそうです。

そしてこの心理的盲点は、脳に備わっている脳幹網様体賦活系(むむ、漢字が多い)の機能によるものだという説明がされています。略してRAS(reticular activating system in brain stem)というこのシステムは、人間が生きていくために必要な情報と不要な情報を選別するフィルター(脳科学ではゲーティングというそうですが)の役目を果たしており、これは人間が健全な精神状態を維持するために不可欠なのだそうです。

・・・確かに、何でもかんでも見たもの聞いたことがすべて同じように扱われていたら気が狂いそうですね。てか狂うでしょう・・・

 

で、本題はこのスコトーマはパラドックスではないか、とふと思ったことにあります。

RASが生存に不可欠な、人類が何万年かけて進化させた強力なシステムであれば、それを意識的に操作することが果たして可能なのだろうか、と。

原理的、構造的に不可知のものを可知にするということ?

コーチングの世界ではスコトーマ外しろいうことができ、それによってポジティブな思考、ひいては達成し得なかった目標を達成することができるようになるというのです。

ん?どうやって?

自分では気づかないからこそ他人の存在(コーチ)がそれを気づかせるのだと。

ふむふむ。

なんかもっともらしい。

しかし、それは悪用もできるのでは??

洗脳??

RASはそれほど強力ではないということ?

それともそのコーチが極めて有能?

なんかまだ腑に落ちない。。

あっ これこそがスコトーマ?

なんか近づいた気がするぞ!

きょう一日の研究テーマにしよう。

なんか気づいたらまた書きます。

タイトルがミスリーディングだったかも。。