最近仕事の情報収集の一環として、自ら国会図書館を使うようになった。
以前はジュニアのチームメンバに任せていたが、情報を探しながら、得られる情報、得られない情報の状況、また得られた情報でその場で知見を得ながら、情報収集・分析のアプローチを考えるほうがアジャイルなので、自分で使うようになった。
手っ取り早く情報を得ようと思えば「ググる」のが最も迅速ではあるが、自分が調べようとしている情報はGoogleでは得られない、すなわちオープンなインターネット上には無いことが多い。そもそもデジタルになっていない。
歴史、地理、音楽、美術、文学などは特にそうだ。科学技術でも多くはデジタルになっていない。
アナログの情報を得ようとしてAmazonで検索しても、絶版になっていたり、中古ですら手に入らないことがしばしばある。
こんな時に頼りになるのが国会図書館である。
国会図書館はそもそもその名のとおり立法のための情報収集を目的とする図書館であるから、その蔵書は極めて広範かつ多量である。
蔵書数だけをとっても、その数は4,200万点を超える。
参考:数字でみる国会図書館:
統計|国立国会図書館―National Diet Library
ちなみに昨日も出張前に寄ってきたが、調べたテーマは公私共に以下のとおり:
・皇道派と統制派
・沖縄と中国の関係
・メシアン
・ブロックチェーンの応用
・ダイソン球
・白ミサ
・波照間島
・三次元形状検索
・・・といった具合である。そしていくつか雑誌記事など複写してきたが、その多くはググっても出てこない、あるいはAmazonでも買えない書籍である。
これまで4回ほど平日に利用しているが、朝から多くの人が利用している。
仕事の人もいるし、趣味の人もいるようだ。
もっと活用されてもいいと思う。