2015年の12月から足かけ4年弾いている(途中中断あり)スクリャービンのピアノソナタ第7番作品64「白ミサ」がここにきて急速な発展を見ている。
昨年までは弾けなかった(妥協していた)再現部(写真)がコントロールしてリズムを正確に響きを作れるようになってきた。
この曲は2つの主題でがらっと場面が変わること、音色の多彩さとダイナミックレンジの広さ、三連符四連符五連符の正確な音価、それに何よりsubito p(急に弱く)といった様々な難しさがある。
一方、一見複雑に見えるがシンプルな構成である。この構成を聴き手にストーリーとして訴えなければならない。
これまで何度もレッスンを受け、コンクールやリサイタル含め20回以上は人前で弾いてきたが、ここにきてようやく聴いてもらうに耐える仕上がりになってきた。
本番は3日後だ。