コンサルタント=ピアニスト=ランナーはきょうも語る

現役経営コンサル兼ピアニストがランニングと仕事術とピアノと英語とかについて語ります

ピアノ演奏にブレイクスルーは可能だ

アマチュアピアニストのじむです。毎日のようにピアノについても書いてますが、今回は魂の叫びです。自分にはブレイクスルーが必要なのです!

頑張っているのに(それなりに)・・・

正統的な教育を受け訓練を積んだ訳ではないですが、おそらく30冊ぐらいは日英のピアノ演奏法の本を読み、10人以上の先生につき、バロックから現代、ジャズやポピュラーまで幅広いピリオドとジャンルの曲に取り組み、ソロのみならず連弾に2台ピアノ、バイオリンにフルートに合唱の伴奏からピアノコンチェルトまで、また打楽器や金管も習い、アマチュアとしてはかなり経験値はある方だと思います(上には上がもちろんいるのですが)。が、いろんな面で中途半端なんですね。ずっと中途半端のまま終わるのかと思うといたたまれない・・・

試練の年

ピアノを約20年ぶりに再開してかれこれ9年、今年は試練の年でした。

必ずしも準備は十分とはいえずかつ苦手な曲しかも難曲でコンクールに挑んではどれも満足な成績には程遠く、すっかりネガテイブな自己評価に囚われてしまっていました。

変化の兆候

しかし、直近のコンクール本選では、徹底的に自己否定して追い込んだ状況での演奏でしたが、かろうじて入賞をいただき、苦手なしかも難曲でも、そしてコンクールという舞台でも、なんとかそれなりの良さをアピールことができたことで、自分の実力が捨てたものではないと信じることができました。

それからこの数日で自分の演奏にブレイクスルーが生まれつつあるのを実感しています。

結局のところメンタルブロックだったのだと。そしてメンタルブロックはある程度意識的に解除可能であり、その結果いままでとは一次元高いレベルの演奏が可能であることが実感できたのです。

これもスコトーマだったのですね。弾けないと思うこと自体がコンフォートゾーンだったのです。そしてそのコンフォートゾーンは従来の延長のようであってそうではなく、過度に低い自己評価に基づくいじけた自分の演奏だったのです。

何をいじける必要があるのか。演奏に下手な根拠のない自己評価など一切不要。「ここまたミスするかも」などと思うこと自体が根本的に誤りなのです。

そう思う方が楽だから、そう思う方がミスした時に落胆が軽いから、保険をかけていたのです。

しかし保険をかけた演奏など誰が聴きたいでしょうか?

いや、あまりに無謀な演奏はもちろんのNGです。

変われそう!

演奏中の意識の使い方を変えることは簡単ではありません。しかし変えなければ進化はありません。そして変えられるようになるべくして今年の一連の経験があり、その経験が漸くブレイクスルーとして開花しつつあります。

一夜にして上達することはないというのも固定観念でありスコトーマです。

しかし何もせずして上達が無いのもこれまた然り。

而して外に現れる変化は不連続であってもそれは矛盾ではないのです。

次回演奏会が間近ですが、きっと良い演奏ができる気がしています。