服部卓四郎という人物。
先日の日本近現代史勉強会で実際どういう人物だったかあらためて識者からうかがったが、実に極めて「要領が良い」男であったことは確かであるようだ。
服部卓四郎についてはこれまで多くの研究者や歴史愛好家が書いているのであらためて解説する必要もないしできないのだが、たとえば以下のようなソースを参照されたい。
https://www.amazon.co.jp/二人の参謀―服部卓四郎と辻政信-芙蓉軍事記録リバイバル-高山-信武/dp/4829502347
ブログ投稿もいくつか:
http://kojioka.blogspot.com/2010/01/blog-post_200.html?m=1
http://kajikablog.jugem.jp/?eid=530495
その服部くんがGHQの仕事としてまとめたのがこれ。
https://www.amazon.co.jp/大東亜戦争全史-服部-卓四郎/dp/4562040882
読む意味は無いと思われ。
自分も仕事がらビジネスの世界、内資でも外資でも、或いは官僚の世界でも、単に目から鼻に抜ける知性を持っているだけでない、抜け目ない(英語ではshrewd)機を見るに敏で要領が途轍もなく良い人物を数々見てきているが、この服部くんに比肩する人物はいない。これからも会うことはないだろう。
彼の罪は極めて重い。文字通り万死に値するだろう。
しかしその能力(運も含む)には刮目せずにはいられない。
日頃から人間の能力の限界を考えているものとしては、研究対象にしなければならない。見習うという意味では勿論ない。