コンサルタント=ピアニスト=ランナーはきょうも語る

現役経営コンサル兼ピアニストがランニングと仕事術とピアノと英語とかについて語ります

迷信とは思考停止

昨日は土曜でしたが、参画している渋沢経営塾(第9期)の第5回、第6回塾が開催されました。

この塾は渋沢栄一の「論語と算盤」の各章に沿って毎回1章ずつ議論していくのですが、第5回の課題は「理想と迷信」でした。

渋沢栄一は特に迷信を嫌ったといいます。

渋沢栄一の言うところの迷信はとっつきにくい概念なので、我々塾生はそれぞれに別の言葉に置き換えてみることにしました。

いろいろな置き換えがあったのですが、個人的にぴったりくると思ったのは、ある方の発言にある「思考停止」でした。

ある時代に正しいと広く信じられていたことも、時代が移り環境が変わるにつれ正しくなくなりますし、そもそも広く信じられていたことがそれを提唱した側の利害に沿ったものでありそもそも正しいものではなかったかもしれませんし、我々の見識が足りず誤った認識であったものかもしれません(天動説と地動説のように)。

迷信というのはこうだと信じ切ってしまうことで温存されてしまうので、まさに思考停止の結果に他ならないものだと思いました。

国家、会社など組織、社会、様々なレベルで常に迷信ははびこっており、それが我々の幸福の実現と進歩を阻害します。思考停止してはならないということを改めて認識した一日でした。