コンサルタント=ピアニスト=ランナーはきょうも語る

現役経営コンサル兼ピアニストがランニングと仕事術とピアノと英語とかについて語ります

洗脳(読書メモです)

コーチングについてWebで情報収集していて出会った、苫米地英人の著書、「脳の呪縛を解く方法」が、ぼくが読んだ彼の著書1冊目です。

脳の呪縛・・・まさに自分の諸々の問題はここにあるのではないか?!

ひょっとして自分はまったくの思い違いをしているのではないか?!

思考停止してはいけないと人に部下や同僚やクライアントに言いながら、当の自分本人が思考停止しているのではないのか?!

・・・

この「脳の呪縛」という句に「びびびびっ」ときました。

www.amazon.co.jp

 

そして例の如くAmazonで1-clickで購入し、Kindle版で早速読んでみました。

序文に・・・洗脳・・・怖いかも・・・実際怖いと著者が書いている・・・しかしひょっとして自分の脳は汚れているのかも・・・劣等感や羨望、自己卑下/低過ぎる自己評価、悲観、絶望・・・いやきっと汚れているに違いない!

いや、こういうことを考えている時点でやはり何か自分には見えていないものがあるはず!スコトーマだ!

すっかり苫米地氏の思考に乗っている気もするが・・・

いやここは精一杯クリティカルに読んでみよう!

 

目次はこんな感じ:

【PROLOGUE】「魔女狩り」が本当にやってきた!
【CHAPTER 1】いつから日本はこんな生きづらい社会になったんだろう?
【CHAPTER 2】脳の監視システムから抜け出せ!
【CHAPTER 3】ソーシャルメディアの監視システムから抜け出せ!
【CHAPTER 4】国家・シャドウガバメントの監視システムから抜け出せ!
【CHAPTER 5】日本人が連れて行かれようとしている場所
【CHAPTER 6】苫米地式・経済的自由を手にする方法

ふむふむ。

脳の監視システム・・・バイオパワー(生権力)というのだそうです。なんか洗剤のブランド名のようですが違います。古来人間の脳に備えられた

バイオパワー」とは、「監視されているという暗黙のプレッシャーによって、実際には監視されていなくても監視されているかのように振舞うこと」を言う。監獄の囚人に「監視されている」というプレッシャーを与えておくと、実際に監視されているか否かにかかわらず、監視されているときのような模範的な行動をとるという。
引用元:電通 洗脳広告代理店 - kenjiro-tの日記

ふむふむ。

我々の「常識」こそがバイオパワーだといいます。

そしてそれに我々は縛られている。逃れようと普段から意識していても、深く刻み込まれた(脳に)ものなので咄嗟の時に無意識に行動を規定してしまう。

そもそも人間の日々の行動の殆どは無意識だとされますよね。意識は無意識に比べてほんのわずかなものだとも。

常識が常に我々を幸せになる方向に導いてくれるのなら良いのです。しかしそれが苦しみの多くの根源だとしたら??

常識に囚われない力を持たなければならない。

 

まぁそうですね・・・

 

そのためには、今持っているバイオパワーを打ち破る必要がある。打ち破るのは自分がなりたい自分になるためです。なりたい自分はどこかに書いてある訳ではなく、また他の誰かでもない。そして、自分自身がいまの自分が誰なのかを認識できている訳でもないかもしれない。自己認識そのものが、脳のフィルターを通した情報とそれを脳が都合よく(あるいは悪く)処理した結果による「勘違い」なのかもしれないのです。

そもそも我々は本当に知るべき情報を知ることはできない。それは遮断されている(操作されている場合もある)し、我々自身のスコトーマによる部分もあります。

・・・

ということはつまり、我々は逆に自分で世界観を創り自分の像を自分で描いているということでもあります。

であれば、そもそもがいずれにしても勘違いなのです。

つまり、なりたい自分は自分が別の形で勘違いすればいい、というのが著者の主張であり、これに同調・共感します。

この為に必要なのは、著者によると四つの概念について知ることだそうです。四つの概念とは:

  1. 変性意識
  2. 内部表現
  3. ホメオスタシス
  4. ライミング

だそうです。

 

変性意識は文字通り変えられた意識ということですが、我々は実は常に変性意識の状態にあり(そうでない状態は悟りの境地)、五感を駆使してありのままに物理的現実世界を見ているようであっても、実は五感も過去の経験の影響を受けている、つまり「ありのまま」に見ている訳ではないということです。これはそうですよね。同じものを2人の人が見てもまったく同じに見えるでしょうか。

 

内部表現とは専門用語で、視覚、思考、言語をはじめとする脳内の認識状態のことで、人類にとっては物理的世界も映画やアニメあるいはゲームの中の仮想世界も同じく内部表現で、「外部表現」などというものは存在しないのです。したがって、内部表現を書き換えることこそがなりたい自分になる前提となります。

なお、脳と心と体は切り離せないので、内部表現を書き換えることで病が治るということも理論的にはあり得るとのことです。「病は気から」あるいはプラセボ効果も根拠があることなのですね。臨床への応用にはさらなる研究が必要なのでしょうけれども。

 

ホメオスタシスとは、恒常性維持機能のことで、生体をより長く生きながらえそうとするために安定的な状態を維持しようとする機能だそうです。例えば暑いと汗をかくのは気温が高いとそれに応じ内部表現が書き換えられ自律的に発汗するフィードバックが働くということがあります。そしてこのホメオスタシスは物理空間だけでなく情報空間にも当てはまるのだそうです。あ でも現実の物理空間も内部表現だから当然なのでしょうか。

 

4つ目のプライミングとは、自分にとってより良い状態に持っていこうとするモチベーションを与えてくれることです。

別の言い方をすると、未だ起きていないこと(たとえばお金持ちになる)に対して、自分に対し無理矢理にでも今、エネルギーを使うこと(仕事、勉強)をやらせることです。

 

これらの他に本書ではアンカーとトリガーという概念も取り上げ、これらを実行すれば「なりたい自分」の「大いなる勘違い」が実現できる、すなわち解けない自己催眠、洗脳が可能になるとしています。

 

悪用もできますが、ぼくはこれっぽっちも悪用したいとは思いません。

 

そんなことよりはるかになりたい自分になる方を欲しているからです。

 

しかしあくまでこれは手段Howであってなりたい自分Whatではありません。

さすがにそれは個人のものです。

 

しかしこのブログ書いているうちのなりたい自分がみえてきました!!

ぼくは日本を建国以来一度も果たせなかった裕福で幸福な国にしたい。そしてそんな自分は皆から愛される!

これを五感で感じられるリアリティのあるものにしていきます!