コンサルタント=ピアニストはきょうも語る

現役経営コンサル兼ピアニストが仕事術とピアノと減量と英語と沖縄とかについて語ります

ビジネスアーキテクト

自ら起業した会社を経営する後輩と話をした。

彼の肩書はCEOでありビジネスプロデューサーである。

新規事業企画・立上げ支援を得意とし実績もある彼には「ビジネスをプロデュース」するという肩書は適切である。

自分もコンサルタントとして様々な業種の新規事業戦略策定支援を、また日本企業と外資系企業の双方で新規事業の企画・立上げに当事者として携わってきた身として、ビジネスプロデューサーと自らを呼んでも差し支えないと思いつつも、しかしそこは違う呼称を考えたくなる。

そこで以前から思っているのはビジネスアーキテクトである。

アーキテクト(architect)とは建築家であるが、建築家は設計者であって、通常は施工は建設会社が担当する。

建築専攻である自分としては、アーキテクトとしての訓練も受けているし、事業を運営するよりも新たなビジネスアイデアを立案し、事業として立ち上げるまでのプロセスにより向いており、何よりやる気が駆り立てられるので、若干のニュアンスの差ではあるが、ビジネスプロデューサーよりもビジネスアーキテクトの方が適切であるように思う。

建築物を設計するには、大きく3つの要素を考慮しなければならない。1番目は、その建築物がどういう目的を果たすかである。具体的には、それが住むためか、執務するためか、生産するか、といった用途である。2番目は、制約条件である。主な制約条件は土地であり、各種の法規制であり、予算である。そして3番目は、これが最も重要であるが、施主の意図である。

ビジネスにおいても、目的があり、制約条件があり、(経営者の)意図があり、理論的には無数に存在する選択肢の中から最適解(均衡点)を導くという意味で共通点は多い。

そして、いずれも永遠に同じ形で存在し続けるものではなく、有期限であり、環境の変化に適応し続けるものである。

ビジネスアーキテクトと自分を名付けることで実質的にやることが変わる訳ではないが、とりあえず名刺とレジュメにはビジネスアーキテクトと入れておこう。