コンサルタント=ピアニスト=ランナーはきょうも語る

現役経営コンサル兼ピアニストがランニングと仕事術とピアノと英語とかについて語ります

人工知能より人間増幅

おはようございます!アラフィフ現役経営コンサルのじむです!

きょうは体育の日ですね!がんばってきょうも2万歩めざします!

 

先日、人工知能の医療への応用を次の事業として見据えている企業の役員と議論することがあり、仮に彼の会社を支援するとなるとこちらも自分なりの考えを持っている必要に迫られ、しつこいようですがAIについて引き続き考えています。

今年6月のGizmodoの記事「Humans with amplified intelligence could be more powerful than AI」にAIに関する他の記事とは異なる視点でAIが捉えられていたので、その論旨と筆者の思考を述べてみたいと思います。

 

AI(人工知能)が本質的にコンピュータによる人間の機能代替であるのに対して、人間の知能・知性を強化するIA(Intelligence Amplification)という概念が既に1956年に提唱されています。何人かの研究者がこれまで折に触れ提唱しているのですが、非現実的であるとしてあまり脚光を浴びてきませんでした。現時点での最先端の技術を以てすら未だ人間の頭脳のメカニズムがほとんど解明されていない(というと憤慨される研究者もおられるかもしれませんが、最先端の研究者こそそれを認識しておられることと信じます)ことに鑑みれば、それもまったく無理からぬことかと思います。

同記事によると、IAの真の目的は、例えばアインシュタインのような(といっても偉大な業績に疑念はないもののアインシュタインが人類最高の頭脳であったかどうかは検証する必要はあるかもしれませんが)、かつて存在したどの人間よりも「賢い」人間を創ることにあるとしています。

 

この記事はさらに一歩踏み込んで、その為には3つのステップを踏む必要があるとしています。

最初のステップは、情報と直接的に接続する神経回路を作成すること(テレパシーGoogle的な)だそうです。

次のステップは脳とコンピューターのインターフェースを作ることで、例えば今最も理解されている視覚野でこれが実現すれば、人間の空間認識能力と空間的に操作できる能力が強化され、同様のことが他の感覚(聴覚等)に対してもなされる、としています。

3番目のステップは前頭前皮質そのものを「増幅」することで、IA研究の核心部分でもある、ということです。

SFでたびたび描かれる、他人の心を読み操る、あるいは世界を変える発明を一夜にして成し遂げる、或いはこれは筆者の妄想ですがクレイ研究所が賞金をかける数学の未解決問題も一瞬にして解く、といったことができる・・・といったことがもはや空想科学読本ではなくなる、ということです。

違うことができるようになるということもあるかもしれませんが、同じこと(情報収集・処理)が1桁も2桁も高速にできる、ということだけでも我々には超人的に見えるでしょう。

数学の場合にはさらに桁が上がるかもしれません(実際フィールズ賞受賞者などはそうだという人もいます。つまり常人が何千年かけても解けない問題が解けるという意味でもはやスピードの問題ではないと)。

 

AIが勝つか人間が勝つかの単純な論法でもなく、ただ楽観的に共生するというのでもなく、究極的にはIAにより人間強化が図られる、という方向で考えるべき、というそもそもの主張が見直されてもいいのではないかと思います。

 

いやほんとに人間増幅でも人間強化でもIAでもなんでもいいんだが、自分のコンサルとしての仕事とピアノでできたらほんと世界変わるだろうとおもふ。

 

質量転化の法則を信じて地道に努力するしか道はないと思いつつも、やりたいことが生きてる間にできるのか?!

 

増幅したい!!!!