前回の続きです。
前回はスマートファクトリーだけではだめで、経営の根幹に関わる問題として捉える必要を説きました。
日本の製造業が変われない根本的な原因は過去の(負の)成功の遺産にあります。
すり合わせの強み、カイゼンという思想・システム。
いずれも長期間にわたって培われ組織と人の隅々にまで染み渡っているものです。
そして、彼らの「ものづくり」の世界観がそれによって堅固に形成されてしまっています。逆に、その世界観があるからこそ安心して生活できるともいえますが。
このブログでたびたび苫米地さんの考えを消化していますが、彼が言うところの(他の人も言ってはいますが)「コンフォート・ゾーン(快適な領域)」から抜け出そうとしてもそう簡単にできるものではありません。