コンサルタント=ピアニスト=ランナーはきょうも語る

現役経営コンサル兼ピアニストがランニングと仕事術とピアノと英語とかについて語ります

ショパン前奏曲集作品28③

これでショパン前奏曲集作品28については3日連続で書いているが、いろいろ調べていると次々にいままで知らなかったことが出てくるのでいつまでも続きそうである。

早稲田大学比較文学研究室編による比較文学年誌(2016年)に、中島国彦という方が、「幽冥の世界への前奏曲堀辰雄ショパン「二十四の前奏曲」研究をめぐって~」という論文が目に止まった」。

(なぜこのような論文が目に止まったかというと、毎日様々な分野の情報を幅広くアンテナ高く収集できるコンサルタントとしての能力を駆使しているからである)

堀辰雄といえば、「風立ちぬ」で知られる作家であるが、彼がこの作品28を非常に好み、彼の作風にも影響を及ぼしているということは想像だにしていなかった。

具体的には、「菜穂子」という作品に反映されているというのである。

村上春樹1Q84がバッハの平均律に直接影響を受けているように。

これは「菜穂子」を読まねばならない。