2018-12-29 ショパン前奏曲集作品28(67)研究再開23日目ー第23番ヘ長調 ピアノ ショパン前奏曲集作品28解凍、23日目は第23番である。 もはや何度目かわからないがこの曲も難曲である。 この曲の難しさは、低音部は朗々と歌うのに対して、高温部の音域の広い分散和音は燦燦と明るく輝くかつ軽やかにレガートで奏することが求められるからである。 和音の変化も21番同様比較的少ない曲であるだけに、決してミスタッチはおろかムラがあってもならない。 この曲は怒涛の22番と怒涛の24番の間にあって極めて平穏な明るい、しかしどこかに陰がある、ただひたすら明るいだけの曲ではない、という曲想をどう表現するか、実に難しい曲なのである。