人の演奏にも自分の演奏にも自分を完全に預けたい。
どうも大人になってから、音楽と自分との間になにか挟まっているというか距離を置いてしまっている。これでは真に音楽を楽しむことも良い演奏をすることもできない。
まずは、聴く方から実践してみる。
そこで選んだのが伊藤悠貴(先日の紀尾井ホールでの演奏はとても良かった)の、ご本人が「もし生まれ変わって何か曲になれるとしたらこの曲になりたい」というほど入れ込んでいるラフマニノフのチェロソナタである。
Apple Musicは重宝する。
CDを聴かれようという方はこちらをどうぞ:
ひさしぶりに虚心坦懐に音楽に身を委ねられた気がする。
ピアノ曲でないというところにも要因があるのかもしれないが、ピアノ曲でも虚心坦懐に身を委ねたい。
演奏する方はといえば、これは言うまでもなくショパン前奏曲集作品28である。
全曲公開演奏を目指して日々研鑽を積んでいるが、特に17番と18番と21番にはかなり身を預けて演奏できるようになってきた。特に好きな曲だということもある。