これまで10冊ほど著書を読ませていただいた、哲学者の中島義道さんの近刊、「明るく死ぬための哲学」を呼んでいます。
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中島義道さんを知るきっかけになった本は、書店で「うるさい日本の私」というタイトルに惹かれ手にしたことですが、それまでは中島先生のことを知らず、また本を買って読んで初めてカント哲学の権威であることを知った訳ですが、それから次々に「生きるのも死ぬこともイヤな君へ」「人生を半分降りる」などとても興味深く読ませていただいています。
「明るく死ぬための哲学」は、幼少の頃から、死ぬということをひどく恐れ、死ぬということはどういうことかを真剣に論理的に徹底的に考えてきた中島先生が、古希を迎え、いわばこれまでの先生の思惟思考の総集編的なものとして書かれた力作と拝察します。