コンサルタント=ピアニスト=ランナーはきょうも語る

現役経営コンサル兼ピアニストがランニングと仕事術とピアノと英語とかについて語ります

ショパン前奏曲集作品28(93)現実的な注意点③

前回に続き、今回は9番から12番まで。

 

第9番 ホ長調

一見、24曲中2番目に易しい曲のように見えるがそこはショパン、実は難しい。何が難しいかというと、ラインをきれいに出すのが難しいのだ。無造作な弾き方にならないよう十分注意すべし。

 

第10番 嬰ハ短調

三連符と通常の16分音符を音価を正確に弾こうとするとなぜかダサく聞こえてしまったりするがもちろんそれではいけない。あくまでもリズミカルに軽やかに、その組み合わせの妙が美しく聞こえるように弾かねばならない。

 

第11番 ロ長調

とにかくこの曲はlegatoなのだ。それだけを追求すべし。いかに難しくとも。

 

第12番 嬰ト短調

この曲は最初からフォルテを意識して強く弾き始めるとつらいだけ。またとても指先だけで弾ける曲ではない。しかしそこはショパン、楽に美しく弾く方法は確かにある。