コンサルタント=ピアニスト=ランナーはきょうも語る

現役経営コンサル兼ピアニストがランニングと仕事術とピアノと英語とかについて語ります

お金の使い途を考える

お金が欲しいと思わない、お金なんかいらないと本音で心の底から徹底的に思っている人、はい手を挙げて名乗り出てその有り余っているお金、いやおそらくそんな超富裕層は現金などほとんど持っていないだろうから株でも債券でも島でもゴルフコースでも絵画でも彫刻でも車でも船でも腕時計でもいいから早く私に譲渡しなさい(*≧∀≦*)

 

最近読んだある本(あまりにも多読なのでどの本か忘れたw)にあったのは、お金が欲しいと思っていてもお金持ちにはなれない、使い途を考えないとダメだ、とあったので、早速実践してみる。

 

20代のころから友だちには「吝嗇家」(つまりどケチ)とまで呼ばれ、豪華な食事やらクルマやら時計に興味がない私にとって、お金の使い途を考えるのは簡単なことではない。

 

お金が欲しいと思う理由のおそらく85%までは生存である。世の中何が起きるかわからない。実はこの瞬間にも自分が気づかないうちに犯罪を犯しており(何もやってません!)告訴されるかもしれない。預金が不正に引き出されているかもしれない(大して持ってません!)。家族が人身事故を起こすかもしれない(ぶつけられたことはある)。いやいやもうすぐ政府が預金封鎖するかもハイパーインフレになって貨幣価値が暴落するかもしれない。会社が突如倒産するかもしれない(実際実例を見ている)。我々の世代では年金はまず期待できない。

 

いやこういう消極的な理由ではだめなのだ。それでは生活費を大きく超えてお金を手にすることはできない。

 

まずは、何をしたいか、だ。

 

仕事で言えば、有望なスタートアップに投資し育てたい。たとえば再生医療ベンチャー。100億は必要だ。自分の能力も活かして経営基盤を構築し、開発を成功させ、大企業に買ってもらってもいい。上場させてキャピタルゲインを得るのではなく、グローバル市場で確固たるプレゼンスを築き信頼を得て、日本の産業競争力強化をリードする企業に育て上げたい。

 

ピアノで言えば、演奏会ができるホールにスタインウェイD274とヤマハCFXとカワイEX-LとファツィオリF-308(いずれもフラッグシップ)を3台ずつまずは入手。これだけで3億円弱。

それにホールとスタジオも3セット、東京とマンハッタンとロンドン。これはレンタルでもいいが数十億で買い取りたい。中古でオッケー。

有望なピアニスト発掘にはコンクール開催が必要だ。毎年東京でやる。会場、審査員、運営、毎年1億は最低でも見込む。

コンクールの優勝者には、最高の教師のレッスンを受けさせ、グローバルに晴れの舞台で活躍する舞台を与えなければならない。音楽に専念するために十分以上に豊かな生活を送る費用と旅費も必要だ。最高の芸術に触れる機会も。一人いくら必要かな。5,000万?それも10人のホープを10年は支える。毎年5億。

他にやりたいこともあるが、まずはこれだけでも初期投資を含め10年間で100億は必要だ。

 

前述の企業育成と合わせて200億。

とりあえず大方針と大概算はできた。

次は何をすべきかな。

 

fitbit日記:歩いてアデレードとシドニーに到達(妄想世界旅行)

まいどfitbit日記(妄想世界旅行)です。

昨日まで(495日間)の累積歩行距離が7,875kmとなり、東京から直線距離(大圏距離)で7,843kmのシドニーと7,858kmのアデレードに到達しました。

前回オーストラリアに来たのは1/31のブリスベーン(7,165km)でしたから、およそ3週間ぶりに南半球に戻ってきました。

おとといはヘルシンキでしたから真逆ですね。真夏のオーストラリア。

次の目標はまたまたオーストラリアで大圏距離で東京から7,929kmのパースです。

これでアジア、北米、欧州、豪州は到達したので、地域的には中東、あと大陸的には南米とアフリカに行きたいのですが、かなり遠いのでしばらく先のことになりそうです。

きょうも外回りなので歩きますよ!

読書メモ:すごい私になれる魔法の名言

苫米地英人さんの著作は相変わらず新しいアイデアに富み勇気づけられます。

 

ゴールを決めれば動ける。悩むのはヒマだからだ。限界を決めてるのは自分のイマジネーション。自己評価が低いから他人の評価が気になる。失敗などというものはないのだ。自信ではなく確信を持て。

 

要はこういうことです。

人生観が変わります。

 

戦略コンサルティングの価値

戦略コンサルティングの価値とは何か。

この問いにつべこべ言わずズバリ一言で答えましょう。

事業価値を最も安価に高めることです。

15年間やってきた末の結論であり確信です。

たとえば、事業価値(売上高ではない)が現時点で100億円の企業があったとします。市場は成熟し競合は激化し事業価値は現状の方向では下がるのを食い止めるのが精一杯で、成行では5年後に50億円になってしまいます。ここで市場を見つめ直し、自社の能力や資産を最大限発揮する5年間のゴールと戦略を再定義し、事業価値が200億円になるとしたらどうでしょう。M&Aではありません。この差は150億円です。戦略コンサルタントに報酬として5億円払ったとしても30倍のリターンです。

事業を取り巻く環境すなわち市場/顧客、競合および法規制や技術は刻々変化し、その変化も予測が難しくかつ動的です。

いかに優秀な経営者といえども、全てを把握し常に最適な意思決定ができる訳ではありませんし、どんな経営者でも盲点はあります。

そしてそこに組織の慣性や複雑な利害関係者間の相剋が存在します。

経営者は常に不完全情報の世界で内外の見えるまた見えない敵とも戦わなければなりません。

「敵を知り己を知れば百戦危うからず」は確かにそうかもしれませんが、それはまず敵が誰かを特定できていればの話です。また、自分と自分の組織を理解するのも容易ではありません。

戦略コンサルタントは事業環境の変化を読み切り、クライアントの組織能力を客観的相対的に評価します。そして新たな世界観を作り出しクライアントのゴールを設定し、ゴール達成の道筋を描き、戦略オプションを立案し提言します。そしてさらに戦略遂行の阻害要因を特定しそれを除去する施策も提言し、経営者と合意します。

破綻とまではいかなくとも苦境に陥った企業を解剖すれば、このプロセスが適切に踏まれていないことは明らかです。

 

事業価値を上げる手段は戦略コンサルティングだけではありません。所謂BPR(ビジネスプロセスリエンジニアリング)、M&Aやアライアンス、新製品開発や新規事業、組織人事改革など様々な経営支援はもちろん価値を生み出すものです。

しかしそれらの多くはまずゴール設定をどこに置くかによって、有害にもなり得ます。そもそもBPRにしても本来は単なる改善、現状の最適化ではありません。が実態は現状の事業のあり方を前提にした「合理化」「効率化」になっているケースが殆どです。

中長期的な事業価値で見た場合、どういう世界観をもちどこにゴールを設定するかが最終的には大きく事業価値を左右する最大のドライバーなのです。

 

現実にはこれを理解している経営者は少なく、実際に正しく戦略コンサルタントを使う経営者はさらにその中のごく一部です。

理解できない理由は自身を過信している(盲点です)からです。

正しく戦略コンサルタントを使えない理由は大きく3つあります。

1 企画部門の下請けとして使う

2 コンサルタントへの報酬を出し惜しみする

3 考え方ではなく知識をコンサルタントに求める

これらはいずれも戦略コンサルタントの価値を理解していれば防ぐことはできます。

あとは経営者が自分の任期の間さえ良ければいいという短視眼的思考と挙動に陥らないためのコーポレート・ガバナンスが必要です。この点本来はオーナー経営者が優位な立場にはあります。

 

悪貨は良貨を駆逐するという有名なグレシャムの法則コンサルティング業界によく当てはまります。

自分は少なくとも良貨である自負はありますし、安売りはしない方向を今後も貫き研鑽したいと思います。

fitbit日記:歩いてヘルシンキに到達(妄想世界旅行)

まいどfitbit日記です。

 

前回はテヘランとシアトルに到達!でした。日本からだと方向が真逆ですね。しかしテヘランとシアトルがほぼ同じ距離とは意外でした。

 

今日もよく歩きました。近場の山にハイキングに行きました。天気よかったですしね。

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富士山がキレイでした🗻

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都心が一望できるのですが遠い\(//∇//)\

 

で、これまでの累積歩行距離(fitbit初めて494日)が7,831kmとなり、大圏距離にして東京から7,829kmのヘルシンキ(ご存じ北欧のフィンランドの首都ですね)に到達しました。

 

北欧はいったことないんですよね・・・

フィンランドといえば音楽好きの方にとってはなんといっても大作曲家シベリウスです。フィンランドでイメージするのはまずフィンランディアなどシベリウスの傑作です。

あとはサウナかな(偏見?)。

ここもいちど行ってみたい国です。夏もいいと思いますが冬も美しいのだろうなぁ。

 

妄想世界旅行は続きます。

次の目標は距離が同じくらいなので明日になると思いますが、今度は南半球はオーストラリアの大都市シドニー(7,843km)です!

ピアノで認知症を予防できるのか

先日自分としては珍しく、映画館に映画を見に行った投稿をしました。

シーモアさんと、大人のための人生入門。主役のピアニスト、シーモアバーンスタイン(Seymour Bernstein)さんは89歳、見事な演奏をされます。 

jimkbys471.hatenablog.com

 

高齢にもかかわらず衰えをみせなかったピアニストは多く存在します。たとえば1986年に93歳で亡くなった名ピアニストであり名ピアニスト教師であるブラジルのマグダ・タリアフェロさん。コルトーの秘蔵弟子と言われた方も、90代で素晴らしい演奏をされていたと聞いています。

yokato41.blogspot.jp

 

このような天才の名にふさわしい方々だからこそ、高齢でも心身ともに健康なのでしょうか。

個人的な感覚で恐縮なのですが、ピアノを弾いているからこそ心身ともに健康なのだと思います。少なくともそこにいくばくかの因果関係があるのではないかという仮説です。

 

そこで探してみました。ピアノは認知症を予防するか否かに関する研究結果はないものかと。

医学論文のデータベースである米国NIHのPubMedを探してみました。

ありました。

Effects of music learning and piano practice on cognitive function, mood and quality of life in older adults

www.ncbi.nlm.nih.gov

バルセロナの研究機関により、65歳から84歳の29名の被験者を2つのグループに分け、4か月間ピアノのレッスンを受けさせ練習し、認知能力等を比較したところ、統計的有意に、ピアノレッスンを受けたグループの認知能力が高まったという結果です(かなり結論をまとめていますので詳しくは論文をご参照)。

この結果から即、ピアノが認知症を予防するとまではとても結論付けるには足りないですが、個人的な感覚に関して一つのポジティブな仮説検証がなされたと思います。

ちなみにこの論文は既に他の10の研究論文に引用されています。

このような研究が進むことで、未だに有効な治療法がなく(そもそも認知症発症のメカニズムも仮説段階)、超高齢社会における深刻な課題である認知症を予防するための現実的かつ有効な打ち手が導かれ、しかもそれがピアノ演奏であるとなるとこれは大変すばらしいことだとおもいます。クラシック音楽界にとっても福音となります。

青学駅伝チームの躍進にみる組織論

ヘルスケアとは直接ないと思われそうですが、医薬品・医療機器のクライアント(前職含め)感じるのは組織能力強化の必要性です。

その点、GEという組織はリーダーシップ、プロセス、仕組、ひっくるめてオペレーティング・メカニズム、経営基盤が強く運用が徹底されているところが何と言っても強みです。

GEの組織というものは、必ずしも一流のタレントの存在を前提としていません。実際、GE日本法人でも、外形的にも(たとえば学歴)日本企業に較べていわゆる「優秀な」人材がそろっている訳ではありません。

それでありながら、どの部門でも自らのミッションを認識し、個人としてもチームとしてもパフォーマンスを発揮することを求められ、また互いに積極的に部門の壁を超えて助け合って仕事を進める姿勢がトップから一般社員まで浸透しています。

このような組織観を、決してGEをお手本にした訳でもなく実践し、そして誰もが驚く成果を達成したのが青山学院大学陸上競技部でありこの組織を率いている原晋監督です。

先月1/2,1/3に毎年恒例の箱根駅伝(正式には東京箱根間往復大学駅伝競走)の第93回が開催され、青山学院大学は記録に残る三連覇を達成、また今年度の大学駅伝三冠を達成するという、かつての伝統校でも達成できなかった偉業を達成したのは記憶に新しいところです。

箱根駅伝に詳しい方は、毎年箱根駅伝に出場するだけでも如何に大変なことかご存知かと思います。シード校でなければ毎年10月に行われる予選会で上位10校に入らなければなりませんが、この予選会で良い成績をおさめるには、いったんこの時点にチーム全員(予選会には20名出場し、上位10名のタイム合計で競います)のピークを持ってこなければならず、その3ヶ月後にまた本番である箱根駅伝にピークを持ってくるというのはチームにとって大変な負担になります。

原監督がサラリーマンから転じて青学の監督に就任したのは13年前の2004年、その時点で青学は箱根駅伝から30年以上遠ざかっていましたが、原監督は就任から12年目の2014年には箱根駅伝で優勝争いするという目標とそれに向けてのロードマップを作成しました。そして2015年に実際に箱根駅伝で優勝、今年で三連覇という結果を導いたのです。

原監督は今や経営の世界でもその個人と組織の活性化において範とされる存在となりましたが、原監督がTVで語っていたモットー、「選手一人一人がいつも笑顔でいられるようなチーム」というのが印象に残っています。

筆者自身も高校から大学1年まで陸上競技部に所属し中長距離をやっていたのですが、陸上のトラック選手というのは本質的に孤独であると同時に、数字で結果がでる厳しい世界です。長距離は短距離ほど天性の資質や才能に左右される訳ではない一方、日々の体調管理やトレーニングの積み重ねが結果に影響する厳しい世界です。

しかも駅伝というのは、時折箱根駅伝でも発生しますが、一人の不調がチームとしての成績に直接影響するため、個人でレースを走ることよりも遥かに高いプレッシャーを負っています。昔ながらの「体育会系」なスパルタな練習と叱咤だけではパフォーマンス向上にも限界がありますし、病気やケガにもつながりやすく、結果としてチームのパフォーマンスは皆が楽しくやることに較べて遥かに下がるということを、原監督はサラリーマン時代の(営業としての)経験から良くご存じであり、また門外漢であったからこそ、従来の常識にとらわれない新しいアプローチを採用し成功することができたのではないかと思います。

もちろん、ただ「楽しく」というだけではチームに必要な規律を保つには不十分で、その為に、現状の最適化を超えた領域にゴールを設定し(これは本来企業のビジョン・戦略策定でもあるべきアプローチだと個人的には思います)たことも組織の方向性を定める上で重要でした。また、監督が選手に一方的に指示し命令するのではなく、監督就任時点で選手たちに対し「一緒にルールをつくろう」と呼びかけ実際に合意できる具体的なルールを設定したことです。

我々コンサルタントが相手にするクライアントの多くの業種は、構造変化の中にあるまたは突入しようとしており、個々の企業も変革を迫られており、永年にわたって培われた慣性や惰性を打破することは容易ではなく、大きな阻害要因となります。

駅伝だから、スポーツの世界だから、と単なる逸話として捉えるのではなく、青学の事例を抽象度を上げつつも本質を捉えて個々の企業の変革に適用することはかなりの普遍性を持っていると思い、特にそれがヘルスケア関連企業においては有意義であると今回(先週)あらためて感じたため、今回は青学の話をさせていただきました。

自分を徹底的に正当化する

成長意欲が高い人は常に自分が出来ていることや達成した事より、出来ていないことを針小棒大に評価する。

しかしそれと矛盾するようだが、自分の長所や出来ること達成したこと即ちスキルとアセットを認めることも必要だ。

自分を信じることもしないとそれはプレゼンスに現われる。

自信が無い人は外から見て判る。

ただし自信過剰ではいけない。

要はバランスと時宜である。

孔子は仰った。矛盾する質を兼ね備える人こそが優れた人であると。

偏ってはならない。

行き過ぎてもならない。

バランスが最も難しい。

二律背反や両断論法は思考停止だ。

老衰の素である。

柔軟に。

バランス良く。

適切な自信を持つ。

そして上機嫌の作法を忘れず。

仕事もピアノもプライベートも。

自己批判が過度に偏っているので現状は不均衡だ。振り子を逆方向に振る、すなわち今は徹底的に自分を正当化することでバランスを取ってみようと思う。

fitbit日記:歩いてテヘランとシアトルに到達(妄想世界旅行)

まいどfitbit日記です。

昨日もよく歩きました。2駅分ぐらいなら歩きます。都内歩き回りました。オフィスの中でも歩き回りました。エスカレーターもエレベータも使わず歩きました。

おかげでよく眠れていますこのところ。

これまでの累積歩行距離(fitbit初めて490日)が7,714kmとなり、大圏距離にして東京から7,674kmのテヘラン(ご存じイランの首都ですね)と7,702kmのシアトル(これもご存じアメリカ西海岸の大都市ですね)に到達しました。

あくまでも累積歩行距離で大圏距離ですけどね。

妄想世界旅行です。

きょうも頑張って歩きます。

次の目標は少し遠いので何日か後になると思いますが、フィンランドの首都ヘルシンキ(7,829km)です!

心はいつもサムライ

仕事を辞めたいと思った回数は1,000回はくだらない。

毎日どんな仕事でも趣味でも自分の限界にぶちあたるまで全力を尽くし勝負に出る。

それで結果が出なくてもそれまでのこと。

運を味方につけるには手を抜いてはならない。

思考停止してもならない。

毎日が戦なのだ。

そう。心はサムライ。