コンサルタント=ピアニスト=ランナーはきょうも語る

現役経営コンサル兼ピアニストがランニングと仕事術とピアノと英語とかについて語ります

GW明けをハッピーに

昨日まで連休で、きょうから出社という方も多くおられると思います。

(ぼくの場合には連休とかあまり関係ないのですが、クライアントが連休のところが多いのでその分クライアントに連休明けにプレゼンする資料の作成や調査、原稿書きなどをやっているのであまり休んだ感じはありません)

中には9連休、10連休という方もおられると思いますが、Twitterとかみてると既にきのう日曜の朝から憂鬱になっておられる方も多いようですね。

そこで、そんな方々のために、GW明けをハッピーに過ごすための処方箋を書いてみたいと思います。

ぼくはコンサルタントなので、「GW明け憂鬱問題」の問題解決をコンサルタント的アプローチでやってみたいと思います。

問題はその本質を特定すれば半分は解決したと言います。そこでまずやるべきは「GW明け憂鬱問題」、言い換えればpost-GW blue, PGB問題とは何なのか、という論点の設定です。

そもそもPGB問題というものは存在するのでしょうか。

コンサルタントは必ずこの「そもそも」で全ての前提を疑います。

そもそもGW明けという事実と、憂鬱ということに直接の因果関係は無い筈です。

現象的には、こんなことはあるかもしれません:

  • GW明けに一気に皆が仕事を始めるので通常の週明けよりもそもそも業務量が多い
  • GW中は起床時間もまちまち(どちらかと言えば遅い)だったのが朝早く起床しなければならない。しかも身だしなみを整えてスーツを着なければならない

しかしこれらのことと「憂鬱」という気分の間に何か直接的な因果関係があるのでしょうか。「なんとなくいやだ」という可能性は否定できないでしょうか。

学生だった頃を思い出してみましょう。学校が嫌いだった人でも、夏休み明けには友達と会うのが楽しいと思ったことは無いでしょうか。

会社というのは嫌なことばかりでしょうか(毎日嫌な目にあっている人にとってはそうかもしれませんが)。

現実的に考えて、もし勤務先がなかったら、仕事がなかったら、会社に行かなくていいですよね。しかし収入源が無かったらどうでしょうか。その方がよほど憂鬱ですよね。PGB問題はこの場合存在しませんが。

こう考えてくると、PGB問題という問題はそもそも存在しないのではないかという仮説が考えられます。

心理的に存在するのだ、という反駁も聞こえてきますが、純粋に心理面だけのことであれば、逆に「そんな問題は存在しない」と気持ちを切り替えればよいだけのことではないでしょうか。わざわざ存在しない問題を発生させて、せっかくの貴重な人生の時間の一部を暗いものに染め上げる必要があるでしょうか。暗くなるのが好きな方はそれはそれで実は「憂鬱」ではないのではないでしょうか。

このようにコンサルタントは冷静に客観的にそもそも問題は存在するのか、という問いから始めます。「なんとなく」は許容しません。仮にGW明けに辛いことがあるのだとしても、それがGWという日本の習慣と直接の関係がある場合を除いて、それはPGB問題の原因ではありませんし、PGB問題はそこに存在しません。

 

・・・しかしかくいう自分はといえば、GW前に結論が出るはずだった案件がGW休暇明けにクライアントと再度協議ということになり、きょう8:00からクライアントと真剣勝負の協議。結論の方向性が不透明なのでやや憂鬱ではあります。。。

読書メモ:とんでもなく役に立つ数学

f:id:jimkbys471:20170501163255j:image

2週間に1回は地元の図書館に行きその時興味のあるテーマの本を借りてきます。

今回のテーマも前回と同じくビジネス数学ですが、前回はExcelで学ぶ統計分析とかかなり実務向けだったのを、今回は一歩引いてみました。

とんでもなく役に立つ数学 単行本 – 2011/3/19 西成活裕 (著)

Amazon CAPTCHA

(あいかわらずAmazonのリンク貼り付けがうまくいかないです・・・)

著者の西成さんは東京大学先端科学技術研究センター教授で、渋滞の研究がご専門です。

群論ゲーム理論といったとっつきにくい概念も、たとえば群論をトランプで説明するなど、身近なものとしています。群論というのはまだまだビジネスの世界では使われていませんが、物理学の分野ではきわめて重要な概念であり、また数学においても最先端の分野でもあります。

この本の最後の方は、ご専門である渋滞という現象を数学でどう説明するか、セルオートマトン理論等を用いて、図解で判り易く解説されているだけでなく、渋滞というのが交通問題に限らない幅広い応用範囲があることも語られ、読者の関心を惹きつけます。

 

文庫本が角川ソフィア文庫からも出ているので、ぜひ一度お手に取ってみてください。

www.amazon.co.jp

(こんどは貼り付けうまくいきました)

注目の日本人若手ピアニスト2人

いま注目している日本人若手ピアニストが2人います。森本隼汰君と黒木雪音さんです。

森本隼汰君は今年中学に入ったばかりの若干13歳ながら、既にコンクールで何度も優勝しており、各地のコンサートに引っ張りだこの人気者だそうです。

昨年ピティナのピアノコンペティションE級で金賞を受賞した際の、全国決勝大会での演奏をお聴きください。みずみずしい躍動感ある演奏です。

www.youtube.com

個人的には彼の個性が既に出ている演奏だと思います。

ちなみにこのE級は高校生まで参加資格があるのですが、そこに若干小学6年生で出場して金賞を勝ち取ったのです。

昨日はその森本君がラ・フォルネ・ジャパンで演奏するという情報をキャッチしたので聴きにいってまいりました。

f:id:jimkbys471:20170506061731j:image

演奏したのはリストのタランテラ。メカニカルに難しい曲ですが、彼はきっと緊張していたではあろうものの、相変わらずキレッキレのフレッシュでパーフェクトな演奏でした。満席の会場からはため息がもれました。 

f:id:jimkbys471:20170506043334j:image

これは演奏前のショット(本当は撮っちゃいけないんですけどね)。 

f:id:jimkbys471:20170506043338j:image

 4人の出場者を代表しての演奏後のスピーチも堂々としていました。関西弁がほほえましいです。

 

もう一人の黒木雪音さんは既に世界の舞台で活躍している大学1年生です。昭和音楽大学に在籍し、尾崎兄妹など世界的に活躍する若手ピアニストを続々輩出しているあの江口文子女史の指導を受けておられるそうです。

iemoto248.com

これは昨年の第1回アルトゥール・ルービンシュタイン国際コンクール(若手向け)での演奏です。

www.youtube.com

もう何もいうことはありません。バッハもベートーヴェンもリストもすばらしいですが、最後のバルトーク「戸外にて」は圧巻です。

昨晩放映された(TV朝日系列)の関ジャニ∞モーツァルト音楽王決定戦に初めて出場し、余裕で優勝をさらっていきました。なんかほっとしました。

otokogipress.com

これからがますます楽しみな2人です。

 

音楽は指数関数で捉える

音楽について、特にピアノ演奏の上達について線形思考に囚われてはいないだろうか。

「完成度の高い」演奏を100として、練習量xを横軸に、完成度を縦軸にとって100×(1-exp(x))のグラフをイメージする感じ(図の赤線グラフ)。

f:id:jimkbys471:20170505031331p:plain

これだと最初の頃は譜読みが進んで、音楽が形になってきて・・・と上達が判り易いが、いわゆる収穫逓減的に、練習量を増やしても「完成度」が僅かしか上がらない、と感じてしまうことになる。

これではつまらない。

これは違うと思う。

演奏に100点満点があるように錯覚してしまうのは、コンクール等でそのような採点形式をとっているからかもしれない。

しかし演奏の良し悪しというものを線形思考ではなく指数関数思考で捉えたらどうか。

音の強さといった物理的な指標にしても、聴覚というのは音量をそもそも指数関数で捉えているのだから理に叶っている。

圧倒的な感動を与える演奏は、並みの演奏が80でそれが100ということではなく、1,000とか10,000とか桁の違う美しさ、深遠さを持っているものと感じる。

きのうの自分の演奏の美しさが100だったとしても、きょうは101とか100.1を目指すのではなく、200とか1,000を目指してもいいではないか。決して非連続的な上達を達成するということでもない。

同じ練習をするなら、1ミリ前進したと感じるより10倍に成長した、と考える方がやる気もでるだろう。イメージとしては図の青線グラフ(これはe^xだけど10^xにしても曲線の形状は同じこと)。

 

きょうからこの思考開始!

コンサルタント不要論をよく耳にします

自分はかれこれ経営コンサルティングの世界に通算で12年いるのですが、かけだしのコンサルタントの頃から「コンサルタントは不要」という声をよく聞きます。

自分の職業を否定する物言いですので聞き捨てならないのです。そしてそれが誰の言うことであっても一旦は真摯に受けとめます。

が、その多く、いや全てが一般論としては誤りです。

一般論としてコンサルタント不要とおっしゃる主張にはこういうのがあります:

「自分で経営をしたこともないくせに経営がわかるものか」

これは的外れです。経営コンサルタントが提供するのは、経営執行そのものではありません。逆に、経営経験があるから良い経営コンサルタントになれるとは限りません。良いピアノ教師が必ずしも良いピアニストであるとは限りません。コンサルタントに求められるものは客観的な視点であり、経営者を勇気づけ背中を押してあげることであり、間違った方向に行ったりしないように方向づけることであり、意思決定できない際に意思決定する材料を提供することであり、建設的な議論をすることで腹落ちするディスカッションパートナーとなることです。

 

コンサルタントは不要」の前に、「自分には」が入るならあくまでもその人個人の必要性の認識の問題ですから、そうなのかもしれません。そう語る方が経営者であったとして、ご自身のやり方に口を挟まれたくない、自信を持っていらっしゃるという認識なのでしょうから。

また、「コンサルタントは不要」の前に、「○○な」とコンサルタントの種類を特定するのであれば正しいかもしれません。あきらかに「無能な」コンサルタントは不要でしょう。コンサルタントに限らず、これはほとんどの職業に当てはまることですね。「無能な医者」や「無能な弁護士」を必要とする人があまりいるとも思えません。

同業者でコンサルタント不要論について論じているよい記事がありました。

master-consultant.jp

ここに書かれている「傍目八目の視点」はそのとおりです。自分を客観的、相対的に捉えることは誰にとっても難しいことです。

それはぼくが良く使う認知バイアスに起因しています。

むしろ、自分が誤っているかもしれないという視点を常に持っている経営者こそが信頼できるのではないでしょうか。

もちろん、ビジョナリーで頭脳明晰で行動力もあるリーダーであって欲しいとは思いますが、これまで数多くの経営者(企業の規模の大小や外資・内資を問わず)を見てきた中で、すぐれた経営者ほど謙虚でいらっしゃいます。

また、この記事に「コンサルタント不要論を掲げる人を説得するつもりはない」とあります。これにも100%共感します。コンサルティングは不要と思う人に押し売りするものではないからです。

 

もうひとつ、よい記事をみつけました。

www.ccore.co.jp

そうですね。問題解決のPDCAが回る組織になればコンサルタントは不要になるかもしれません。これを実践できている企業は実在します。もちろん程度問題ではあるのですが、かなり高い水準で問題発見・解決のPDCAを迅速に回すための「オペレーティング・メカニズム」をCEOから現場まで含めた形で構築し実践し結果を出すことは可能です。ぼくは実際に幹部としてその企業に勤めたことで、それまで戦略コンサルタントとして経験に基づき5年間考え構築してきた「強い組織」仮説を検証することができ、それは今実際にコンサルタントとして実践し、いつもクライアントから評価を得ています。

ちょっと脱線しますが、ある起業家の方から、「あなたはクライアントと言うが、「クライアント様」と呼ばない時点であなたには顧客視点が欠けている」と指摘されたことがあります。すごい指摘ですね。クライアントは個人名ではないし、それに「様」をつければ丁寧だというのもまったく的外れだと思うのですが。クライアントという言葉自体が「お客様」と理解しています。様をつけると「おきゃくさまさま」になってしまいませんか?

 

企業の経営がどんどんレベルアップし、インターネットの普及でより多くの高い質の情報を迅速かつ安価に得られるようになり、また専門人材を外部採用するなどする中、確かに外部の専門家としてのコンサルタントに要求される水準は上がっています。

そのような企業に対して価値をもたらすには、コンサルタントも進化し続けなければなりません。変化し進化しなければ、かつては有能であっても今は無能になってしまうでしょう。

 

ぼくがコンサルティングはこれからも必要だと思う理由は、真剣に経営を責任もって全うしようとする経営者は勝ち残っていくでしょうし、そのような経営者こそ自分を信じ切って我が道をゆくのではなく、客観的・相対的な視点を常に求め、そして現状に甘んじることなく組織をそして自分を進化させていこうとする姿勢を貫かれるからです。

 

コンサルタント必要論は毎日のように外部に対して実際に発信していることですので、今回はあえてよく耳にする「コンサルタント不要論」に対して私見を述べてみました。

平均律2巻16番フーガの鳥肌パート

ウルトラスーパーマニアックな投稿です。

土曜のレッスンで再度(3回目?)バッハの平均律2巻16番フーガをみていただきました。

このフーガは四声で超過主題まで提示されますが、その後喜遊部(嬉遊部)を経て主題が提示されますが、第2展開部でニ短調で主題がアルトに提示され、対位主題がソプラノに提示されるこの箇所は、最難部であり最も美しい鳥肌パートです。

f:id:jimkbys471:20170430034710j:image

主題がソプラノ以外の声部に提示される場合は常に難しいのですが、ここではアルト、しかも両手親指で交互に取り合う形となっています。

しかも決然たる主題と柔らかな十六分音符の対位主題の性格の対照と音のバランスが極めて繊細なものを要求されます。

右手ソプラノの対位主題はまるで天の声のような形而上学的な美です。

鳥肌パートです。

 

東大だからなんだというのか

土曜日にTBS系列で放送された「東大王 日本の頭脳No.1決定戦」を見ました。

世の中何でも東大東大と持ち上げる安易な風潮は好ましく思っていません。

www.tbs.co.jp

 

出てくる顔ぶれも他のクイズ番組で見た顔ばかりだし、やたら芸人とか(要らないのに)出てるし、と最初はかなり批判的に見ていましたが、問題が進むにつれて面白くなってきました。 

2つの関門を抜けて3人がファイナルステージ進出!

さて問題はどんな感じでしょう。全問見ちゃいましょう。

 

ファイナルステージ1問目:

f:id:jimkbys471:20170501164852j:image

これは有名な暗号です。比較的単純な仕組の暗号なので、どういう暗号か予備知識が無くても解けます。

 

ファイナルステージ2問目:

f:id:jimkbys471:20170501165107j:image

この手のクイズ番組に頻出の世界遺産問題です。クイズマニアなら必ず予備知識として持っています。東大とは無関係ですね。

 

ファイナルステージ3問目:

f:id:jimkbys471:20170501165230j:image

これも常識問題です。どちらかと言えば中年が強い問題です。東大とは関係ないですねやはり。

 

ファイナルステージ4問目:

 f:id:jimkbys471:20170501165540j:image

クラーク博士の名言の全文を問う問題です。これも東大とかではなくウンチク系ですね。

 

ファイナルステージ5問目:

これは超速読問題で星新一のショートを30秒読み設問に答えるものです。

f:id:jimkbys471:20170501165819j:image

うーむ。普通に速読の問題。「超」というほどではない。 

 

ファイナルステージ6問目:

f:id:jimkbys471:20170501170310j:image

これは簡単じゃない?

 

ファイナルステージ7問目:

f:id:jimkbys471:20170501170327j:image

これは水上くんが正解。しかし水上くんてそのつもりはないかもしれないのだけれどあの上から的な話し方は反感買わないか心配です。

 

ファイナルステージ8問目:

脳内世界旅行と題した地理の問題です。

f:id:jimkbys471:20170501170607j:image

いやこれはさすがですね。3人ともよく知ってる。特に中米は位置関係難しい。カナダまで行ってしまったので南アフリカから再スタート。

あーあ 水上くんが存在しないコンゴ民共和国と言ってしまったので脱落。2人で解答を続けます。鶴崎くんがコンゴに隣接しない赤道ギニアと答えて失格し伊沢くんが10ポイント獲得。

おもしろくなってきた!

 

ファイナルステージ9問目:

f:id:jimkbys471:20170501171135j:image

次の問題は問題を読み上げ終える前に水上くんが正解!さすが速い!

 

ファイナルステージ10問目:

f:id:jimkbys471:20170501171335j:image

これは難しい💦

伊沢くんのひらめきはすごい!

 

ファイナルステージ11問目:

f:id:jimkbys471:20170501171515j:image

またもや世界遺産問題です。これは難しい。さっきのモンサンミッシェルはわかったが。伊沢くんさすがです!

 

ファイナルステージ12問目:

f:id:jimkbys471:20170501171632j:image

これはぼくができない訳にはいかないですね。「なぞなぞ」というところがポイントです。

しかしここも伊沢くんさすがです!

 

ファイナルステージ13問目:

f:id:jimkbys471:20170501171858j:image

f:id:jimkbys471:20170501171903j:image

これは鶴崎くんのスピード勝ち。東大生っぽくなってきたかも。

 

ファイナルステージ14問目:

f:id:jimkbys471:20170501172049j:image

これは気づかないとわからない問題。伊沢くんひらめきやっぱすごい💡

伊沢くんリーチ!!

 

ファイナルステージ15問目:

f:id:jimkbys471:20170501172245j:image

伊沢くんがこの足元だけでボタンを押す!

そして「サモトラケのニケ」と解答!

果たして正解なのか?

もし正解ならここで優勝が決まる!

そして。。。

 

 正解!!!

 

伊沢くんおめでとー🎉

 

いやーおもしろかった!

 

ん?お題はなんだっけ?

しのぶさん暗殺説浮上

昨年12月15日にiOS版バージョン1.9.0アップデートで登場したレアねこさんであるしのぶさんが来られることだけを楽しみに生きている(かなりマジ)私にとって、しのぶさんが来られないこの5日間(最後に来られたのは4月26日のことでした・・・)は、これまで最長の不来訪期間であり、一日千秋の思いで辛く悲しい日々を過ごしております。

しのぶさんが来られることはまるで先の見えない暗く長い人生のトンネルに一筋の光がぱぁーーーーっと射すかのような、まさに人生の光明なのです。

4月26日の最後のご来訪は88回目のご来訪でしたが、この88という数字に意味があるのかもしれません。忍びの暗号かもしれません。

そしてその忍びの暗号はかなり不吉なものかもしれません。つまり、もう二度としのぶさんは現れないのかもしれません。

Twitterでも「しのぶさん来ない」「しのぶさんに会えない」といった声が頻出っしています(ぜひTwitterで「しのぶさん 来ない」で検索してみてください)。

そこで私は一つの有力な仮説にたどり着いたのです。

しのぶさんは暗殺されたかもしれません。

根拠があります。

しのぶさんは、お庭やお部屋で2通りの行動をとられます。

ひとつは「隠密行動」、もうひとつは「偵察行動」です。

しかし下の画面をみてお判りのように、隠密でも偵察でもなく、その存在はバレバレなのです。

忍びにとって姿を見られることは命取りです。

そして、最新のレアねこさんが人気を独り占めしてしまい、それまでスターであったレアねこさんたちの嫉妬を大いに買っていることは疑いに難くありません。 

そして、レアねこさんたちの中には危険な方々がおられます。この方々が暗殺犯として有力な容疑者に浮上します。

容疑者その1:きっどさん

画面をみてお判りでしょうか。偵察行動をとっておられるしのぶさんはもろバレですが、その背後にきっどさんが不敵な笑いをうかべておられます。

きっどさんは西部のガンマンですから、おそらくコルトのリボルバーを持っておられることでしょう。本来なら背後から撃つことは掟破りですが、嫉妬に駆られ衝動的な行動に出られてしまったのかもしれません。

f:id:jimkbys471:20170430151502j:image

次の画像は隠密行動をとっておられるしのぶさんです。偵察行動ほどではありませんが、階段の下にいるとはいえどう考えても見え見えです。まるみえです。これでは命を狙われても不思議ではありません。

f:id:jimkbys471:20170430151527j:image

 

容疑者その2:せばすさん

下の画像をご覧ください。偵察行動をとるしのぶさんの前にはせばすさんとさふぁいあさんがおられます。せばすさんは姫であるさふぁいあさんの忠実な執事として常にお側におられます。せばすさんは黒執事ですので、超人的な能力を持っておられます。そのスピードと攻撃力たるやいかなる敵をも瞬殺します。せばすさんは人気を獲られたのみならず、さふぁいあさんに万一のことがあってはならぬとの想いから1万分の1秒の隙を狙ってしのぶさんを殺めたのかもしれません。

f:id:jimkbys471:20170430151617j:image

 容疑者はこのほか、ろじゃーさんがおられます。ろじゃーさんとしのぶさんが同時に出現している場面をキャプチャーできてはいないのですが、ろじゃーさんはしのぶさんがデビューする直前までヒーローでしたから、人気を奪われた恨みはせばすさんやきっどさんより深いものがあることでしょう。しかもろじゃーさんは海賊です。常に大きな刀をお持ちです。ろじゃーさんにも強い動機と能力があるのです。

 

もしこの暗殺説を棄却するものがあるとすればそれはたった一つ、しのぶさんが再び姿を現すことしかありません。

しのぶさんを心から愛する者として、切に再びのご来訪をお待ちしたいとおもいます。

 

 

 

 

 

てかアップデートまだかよ。

非可換類体論を勉強開始

子どもの頃から数学が大好きです。

いまは仕事である経営コンサルティングで、最近流行であるデータ・アナリティクスなどをどう活かすかを実践しているのですが、いわゆるビジネス数学は数学と言っても中身は中学で習う数学でほとんど事が足りてしまうので、より高等な数学を使うと何ができるかと考え、いろいろ漁っています。

数学のビジネスへの応用といえば、やはりオペレーションズ・リサーチ関係の論文を読むのがよいです。ビジネスに限らず応用数学一般です。おそらく最もまとまっているのは日本OR学会の論文データベースでしょう。

公益社団法人 日本オペレーションズ・リサーチ学会

また一方で、最前線の数学者や物理学者の方が一般人向けに書かれている著作も読んでいます。一見易しそうですが、内容はきわめて高度で深いものがあります。たとえば大栗先生のこの本、「数学の言葉で世界を見たら 父から娘に贈る数学 (幻冬舎単行本)」は秀逸です。

Amazon CAPTCHA

 

この大栗先生の本の後半では、なぜ5次方程式に解の公式が無いかを説明しているのですが、ここが難しいのです。群論の話になるのです。

最先端の数学では、代数と解析が相互に助け合って進化している(?)ということを聞いたので、 有人の数学者(大学で隣のクラスでしたが数学の教養の講義は一緒に受けていました。高校時代から名を知られた天才です)に、耳にしているコホモロジーとかラングランズ・プログラムについてわかるような、できるだけ易しい本は無いかと聞いたところ、彼の恩師でもある加藤和也先生のこの本を紹介されたので、早速買ってみました。

f:id:jimkbys471:20170429120639j:image

たしかに難解な理論をとてもわかりやすくコンパクトに書かれており、未だ咀嚼できてはいないものの、あらためて数学の魅力に触れた気がしています。

群論を理解していなくても、また類体論という言葉を知らなくても読めます。

フェルマーの最終定理の証明になぜ350年もかかったのか、そしてその証明は如何にして可能になったかが紐解かれています。

そしてこの先まだまだ数学の進化の道は続いているということも書かれています。

抽象的な概念にますます惹かれていくような気がしています。