昨年から、Corporate Acceleratorとかなんとか、大企業が新たな技術(AIなど)を取り込みベンチャー企業に出資したり買収したり、あるいは出資はせずとも提携するといった取組が増えている。
動機はもっともだし、自社にないケイパビリティ(技術のみならず)を外部経営資源によって補完するというのも合理的ではある。
しかし、大企業とベンチャーの組み合わせには根本的に合理的でない側面があり、これをマネジメントする(なんとかする)ことができる人材は大企業には稀有である。
何が根本的に合理的でないかというと、企業文化である。
「あー 企業文化ね」と思われるかもしれないが、ではこの文脈での企業文化とは何か、説明しようとすると言葉に詰まるのではないだろうか。