ごく一部のスーパーコンサルタントを除けば、大手を含めどのコンサルティング会社もコンサルタントも最も苦労しているのは案件獲得である。
コンサルティングという事業は装置産業とは対極的に労働集約型の事業である。
知的付加価値の高さを売りにしていても、その知的付加価値を創出するのは人に他ならない。
もちろんナレッジベースや資料作成など、テクノロジー活用は進んでいるが、それは付加価値の比較的低い業務に限られる。
当然である。コンサルタントの主たる業務がデジタル化自動化できるとすればそもそもコンサルタントという人材は不要になる。
大手であるほど、ジュニアからシニアまでピラミッド型の組織構成になっている。
これはパートナーなどシニアが「レバレッジ」を」効かせる為であり、キャリアディベロップメントの為でもある。
そうなると高い固定費の構造になっている訳で、それなりにまとまった報酬総額の案件を獲得する必要があり、したがってクライアントも案件も限られる。
では、対極的な存在であるフリーランスのコンサルタントはどうだろうか。
(次回に続く)