コンサルタント=ピアニストはきょうも語る

現役経営コンサル兼ピアニストが仕事術とピアノと減量と英語と沖縄とかについて語ります

ピアノ

ショパン前奏曲集作品28(103)初レッスンでの指摘事項①16番

前回、師匠その4のレッスンでいただいたアドバイスについて書いたが、みていただいた6曲のそれぞれについて、具体的な指摘について書いてみる。 なお、レッスンでの指摘というのはその人の実力や曲の出来具合に応じた、あくまでも個人的かつそのレッスンに限…

ショパン前奏曲集作品28(102)初レッスン

昨晩は、時折見ていただいている師匠その4(コンサートピアニスト)に初めてショパン前奏曲集作品28をみていただくという、きわめてチャレンジング(きわめて基本に厳しい方のため)な体験であった。 みてもらったのは16番から21番まで(22番から24番は手が…

渋谷のホール&スタジオ

先日、アメリカ留学時代の先輩から誘われてピアノ弾き合い会に参加してきた。 渋谷駅から歩3分と交通至便な立地。 https://www.shibuyahall.com スタジオとホールがあるが、今回使ったのは5Fのホール。 新品のファツィオリF212がある。64席のホールにちょう…

ショパン前奏曲集作品28(101)各曲の鳥肌ポイント⑤

どの曲にも(好きな曲に限定されるが)自分が言うところの「鳥肌ポイント」がある。 この箇所を素晴らしく弾くと鳥肌が立つからそう名付けている。 必ずしもその曲の「ピーク」とは限らない。 作品28の各曲について、鳥肌ポイントがどこか、そしてなぜそうな…

ショパン前奏曲集作品28(100)各曲の鳥肌ポイント④

どの曲にも(好きな曲に限定されるが)自分が言うところの「鳥肌ポイント」がある。 この箇所を素晴らしく弾くと鳥肌が立つからそう名付けている。 必ずしもその曲の「ピーク」とは限らない。 作品28の各曲について、鳥肌ポイントがどこか、そしてなぜそうな…

ショパン前奏曲集作品28(99)各曲の鳥肌ポイント③

どの曲にも(好きな曲に限定されるが)自分が言うところの「鳥肌ポイント」がある。 この箇所を素晴らしく弾くと鳥肌が立つからそう名付けている。 必ずしもその曲の「ピーク」とは限らない。 作品28の各曲について、鳥肌ポイントがどこか、そしてなぜそうな…

ショパン前奏曲集作品28(98)各曲の鳥肌ポイント②

どの曲にも(好きな曲に限定されるが)自分が言うところの「鳥肌ポイント」がある。 この箇所を素晴らしく弾くと鳥肌が立つからそう名付けている。 逆に言えば、これら鳥肌ポイントを無思慮に無造作に弾いてしまっている演奏には魅力を感じないともいえる。 …

ショパン前奏曲集作品28(97)各曲の鳥肌ポイント①

どの曲にも(好きな曲に限定されるが)自分が言うところの「鳥肌ポイント」がある。 この箇所を素晴らしく弾くと鳥肌が立つからそう名付けている。 必ずしもその曲の「ピーク」とは限らない。 作品28の各曲について、鳥肌ポイントがどこか、そしてなぜそうな…

ショパン前奏曲集作品28(96)現実的な注意点⑥

前回に続き、21番から24番まで。 第21番 変ロ長調 左手はどうしても1-1の運指にならざるを得ない箇所があるがここはつなげなければならない。耳で聴くレガートを。 第22番 ト短調 オクターブのスケールはバタバタしないこと。あたかもオクターブでないかのよ…

ショパン前奏曲集作品28(95)現実的な注意点⑤

前回に続き、今回は17番から20番まで。 第17番 変イ長調 技術的には特にこれといって難しいところは無いように見えるが、無造作に弾くと必ず左手の和音連打がうるさくなる。これを美しく響かせるのは実は難しい。タッチのコントロール。 第18番 ヘ短調 ユニ…

ショパン前奏曲集作品28(94)現実的な注意点④

前回に続き、今回は13番から16番まで。 第13番 嬰ヘ長調 中間部テノールのラインは準主役なので主張しつつも主役ソプラノのじゃまを決してせずハーモニーを大切にすることは意外にも意外ではないが難しい。とにかくよく聴くことと親指の独立。 第14番 変ホ短…

ショパン前奏曲集作品28(93)現実的な注意点③

前回に続き、今回は9番から12番まで。 第9番 ホ長調 一見、24曲中2番目に易しい曲のように見えるがそこはショパン、実は難しい。何が難しいかというと、ラインをきれいに出すのが難しいのだ。無造作な弾き方にならないよう十分注意すべし。 第10番 嬰ハ短調 …

ショパン前奏曲集作品28(92)現実的な注意点②

前回に続き、今回は5番から8番まで。 第5番 ニ長調 この曲の左手がやや弾きにくい理由は方向が頻繁に変わるところにあるので、感覚的に方向転換をつかめるようにすることと、そのために考えた運指は重要である。 第6番 ロ短調 左手で奏でるチェロの旋律に、…

スルタノフライブインジャパン

1996年春来日時のコンサートのライブ録音CD2枚組。このときスルタノフの来日は1991年に続き2回目。大変残念ながらこれが最後の来日となった。この時は、当初1日のみ予定されていたコンサートだったが、あまりの人気に瞬時にチケットが完売し、急遽紀尾井ホー…

ショパン前奏曲集作品28(91)現実的な注意点①

これまで名ピアニストによる曲目解説や誌上レッスンなど、作品28を究める上できわめて有益なヒントを得てきたが、実際に自分で取り組んでみると、それらポイント以前に越えなければならない様々なポイントがある。 ここ1ヶ月自分で取り組んで来てみて、まだ…

ショパン前奏曲集作品28(90)最も好きな曲

重々述べたとおり作品28は24曲で1曲と認識しているが、しかしあえてどの曲が最も好きかと聞かれれば、それはあるような気がする。 正直全ての曲が同程度に好きではないからだ。 これは好きなソナタでいえば全ての楽章を同程度に好きか否かと等価である。 い…

ショパン前奏曲集作品28(89)24人のピアニストによるバーチャル・チクルス?

Youtube上に、作品28の全24曲を1曲ずつ違うピアニストが続いて演奏する形で編集した動画があったので興味を惹かれ見てみた。 www.youtube.com 演奏曲とピアニストは以下のとおり: 1 Mikhail Pletnev 2 Dang Thai Son 3 Eric Lu 4 Grigory Sokolov 5 Vladimi…

芸文でのコンサートに出演

先の日曜日、友人にお誘いいただき、西宮市の兵庫県立芸術文化センターで行われたコンサートに出場させていただいた。 建築物としてもすばらしい。阪急西宮北口駅直結で交通至便であるところもよい。 ピアノはスタインウェイのD274。良く調整され、とても弾…

ショパン前奏曲集作品28(88)イエルク・デームスのアドバイス(3/3)

前回に引き続き、イエルク・デームス誌上レッスンより各曲の重要ポイント。 今回は17番から24番まで。 第17番 変イ長調: 65小節から11回もfzで弾くAsの音は左手でオクターブを弾く形で5の指だけ音を出します 第18番 へ短調: 伸ばした指の付け根、手首から…

ショパン前奏曲集作品28(87)イエルク・デームスのアドバイス(2/3)

前回に引き続き、イエルク・デームス誌上レッスンより各曲の重要ポイント。 今回は9番から16番まで。 第9番 ホ長調: 小さな大曲です。バスにはバスの主張があるので、上声のメロディと同様に美しく弾いてください 第10番 嬰ハ短調: 3、4、7、8、13小節と結…

ショパン前奏曲集作品28(86)ショパンの調性感覚

前回までの記事で、月刊ショパンに掲載されたイエルク・デームスの誌上レクチャーの冒頭で、イエルク・デームス氏が書かれていた「ショパンは調性に対して独自の感覚を持っていた人で・・・」とある点に、個人的にずっと思っていたことをはっきり言っていた…

ショパン前奏曲集作品28(85)イエルク・デームスのアドバイス(1/3)

月刊ショパン1985年5月号から7月号に3回に分け、往年の名ピアニストであるイエルク・デームス(1928年〜)によるショパン前奏曲集作品28の誌上レクチャーが掲載されている。 これが実際の演奏上とても参考になるポイントにあふれているので、特に重要と思う…

ショパン前奏曲集作品28(84)アナリーゼの意義

この曲にしばらくのブランクを経て取り組み再開してからというもの、自分の練習のあり方がシフトした。 そもそも一度ひと通り弾いているので音高音価は頭に入っているのだが、自筆譜を見たり、様々な角度からの研究論文を読み、和声を分析し、曲想に想いを巡…

ショパン前奏曲集作品28(83)難曲を弾き易くするヒント③24番

Henle社の曲目別難易度では最高難度の9にランクされているこの曲であるが、確かに決して易しくはないものの、最高ランクの9というほどではないと思う。 この曲の難しさ(あくまでもメカニカルな側面において)のポイントは2つ: ①左手の開離和音を正確に弾…

ショパン前奏曲集作品28(82)難曲を弾き易くするヒント②19番

前回の16番に続き今回は19番についてどうすれば弾きやすくなるかのポイントを挙げてみる。 19番の難しさは両手共に開離した分散和音が連続するところにあり、しかも変化が激しいところにある。開離が大きいため、しばしば跳躍を伴う。 この種の曲は、ショパ…

ショパン前奏曲集作品28(81)難曲を弾き易くするヒント①16番

作品28は作品10や作品25といった曲集にくらぶれば純粋にメカニカルな難度は高くないとはいえ(音楽的には別)、メカニカルに難度の高い曲がいくつかある。 最たるものは16番、19番、24番の3曲。これらに次ぐのが3番、8番、12番であろう。 今日は作品28の中で…

ショパン前奏曲集作品28(80)エキエル版

ショパンの曲に取り掛かるのであれば、やはりエキエル版(ナショナル・エディション)を参照しない訳にはいかない。 ショパンエチュードであれば、子供の頃に買ってもらった春秋社版(プレリュードとセットになっている世界音楽全集ショパン4である)に加え…

ショパン前奏曲集作品28(79)ベーレンライター版

おそらく私の1,000倍(誇張ではない)は音楽を理解している師匠3によると、楽曲の研究に当たっては常に複数の版を参照するのが良く、また一般に出版年月が新しいものほど信頼できる(もちろん例外はある)ということである。 自分はショパン前奏曲集作品28…

スルタノフのクライバーンコンクールライブ

最近めったにCDを聴かなくなったのだが、実にひさしぶりにスルタノフの音源をCDで聴いた。 1989年のヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールのライブ録音である。 収録曲はベートーヴェンのピアノソナタ熱情、ショパンのピアノソナタ第3番作品58などだが、…

ショパン前奏曲集作品28(78)曲目概要まとめ

ここでひとまず作品28全24曲のスペックと、自分が推奨する演奏時間と表現する感情を一覧にしたものを表にまとめる。 推奨する演奏時間は基本的に自分が良しとするAlfred Cortotの演奏(1933)を5秒単位で切り上げたものに若干自分好みで加減したものを秒数で…