かつて務めていたGEの価値観であり行動規範であり人事評価の枠組でもあるGrowth Values(当時)は5項目から成る。
その2項目目にあるのがClear Thinkerだ。
直訳するのが難しいが、「明晰な思考をする人」であろうか。
いやむしろ無理にすべて日本語にせずとも「クリアな思考」で良い。
裏を返せば、あれやこれやと思い悩み結論(で、どうする)が出せないような人はダメということだ。
常にこう考える癖をつけるようにしている。
状況は刻々と変わるし、情報も常に不足するダイナミックな状態を常態と受け入れ、その時点でベストのアクションを決める。
そしてそれを明確に周囲に伝えられること。
困難な場面に遭遇した場合ほどこれが重要になる。
そしてその場で結論を出すと言っても、性急であったり浅薄なものであってもならない。
リーダーに求められる最も重要かつ難度の高い資質だ。
モヤモヤしない。
悩まない。
代替案も出す。
それぞれの代替案を実行した場合の顛末を考え、選択する。
これが臨機応変にできること。
うむ。まだまだ修行は続く。