コンサルタント=ピアニスト=ランナーはきょうも語る

現役経営コンサル兼ピアニストがランニングと仕事術とピアノと英語とかについて語ります

仕事術

アスペルガー症候群は疾病ではなく個性

いまの職場でもそうだが、これまで何人もいわゆるアスペルガー症候群という疾病が存在するとすればぴったり「診断基準」を充たす人たちと仕事をしてきた。 アスペルガー症候群については多くのサイトがあるが、たとえばここにわかりやすい解説がある。 h-nav…

Daily Show

アメリカのTV番組Daily Showをここのところよく見ています。 といっても日本では放映されていないのでYoutubeで見ています。 Trevor Noahのキレのあるトークと痛烈な皮肉が痛快です。 リスニング、シャドウイングの訓練には最適だし、国際政治ネタが多いので…

国連英検特A級二次試験受けてきました

昨日7/8は2018年第一回国連英検A級特A級の二次試験でした。 一次試験の合格通知と共に送られてきた二次試験の案内にある時刻と試験会場に10分ほど早めに着き、受験票と身分証を提示して受付完了。 会場は新宿の宝塚大学東京校でした。 受付時間の10:15から控…

国連という組織はコンサルを燃えさせる

こんな記事がある。 「70年と0.5兆ドル後に国連は何を成し遂げたのか」https://www.theguardian.com/world/2015/sep/07/what-has-the-un-achieved-united-nations そもそも国連(UN, United Nations)は何のためにあるのか。公式には第三次大戦を未然に防ぐ…

国連英検特A級二次試験準備

結果通知が来た(そして見た)のが金曜の晩だったし、ここ数か月あまりに仕事が忙しい(やること多すぎ)こともあり、まったく手付かずであった国連英検特A級二次試験の準備を開始! 昨日は午後にコンクールの予選であったため、午前中は朝から5時間ピアノの…

CSVはあたりまえ

医薬品のCSVが業界の一部で対応に苦慮していると聞いたのでどういうものか調べてみたが、データインテグリティとかごくあたりまえのことではないか。 逆にいえば不完全なデータで医薬品を開発製造している可能性があるということになる。 CSVとはcomputerize…

本番で真価を発揮するには

ビジネスで古参の役員など錚々たる面々の前でプレゼンする、学会でその道の先達、専門家たちの前で研究成果を発表する、コンサートやコンクールで耳の肥えた聴衆や審査員の前で演奏する。 いずれも緊張を強いられ、恐怖に苛まれ、声がうわずって何を言ってい…

孤軍奮闘孤立無援

一流の職人でチームは組めない。 わが社がめざしているのはドリームチームだが、いざ自分が業務を担当してしまうとプロである以上クライアントの期待に全力で応えねばならず、全力である以上他のメンバーを助ける余裕はない。 他のプロからしても同じこと。…

不動産テック

なにやらフィンテックFintechに続きリアルテックReTechなる言葉が昨年あたりから言われ始めアドテック含め〇〇テックが氾濫している。 不動産という業界はITの活用、というよりデジタル化が遅れている領域と言われているが、大学の頃から建設CADをやり、建物…

博多に来て思ったこと

今週はまたも1泊のやや弾丸出張で博多に来ました。 地元で不動産コンサルタントを務める先輩の街を見る視点が新鮮です。 博多の人の生態と街づくりについて実際に街をくまなく歩きながら東京との違いを考えさせられました。 博多のひとたちは、きちんと信号…

ピアノの練習は瞑想

瞑想とはただ次々に生まれてくる思いをそれに抗わず見つめ、聴こえてくる音を冷静に聴き常に心の平静を保つ ピアノの練習は瞑想 無駄な力を入れずひたすらイマジネーションの世界に浸る どんなに前の日遅くなっても最低1時間は瞑想=練習をする

国立国会図書館を使いこなす

最近仕事の情報収集の一環として、自ら国会図書館を使うようになった。 以前はジュニアのチームメンバに任せていたが、情報を探しながら、得られる情報、得られない情報の状況、また得られた情報でその場で知見を得ながら、情報収集・分析のアプローチを考え…

コンサルの技シリーズ(13)異才のレバレッジ

シリーズが進むにつれ難度が増すコンサルの技シリーズ。 連載13回目ともなると、もはやこの段階になると従来のコンサルという範疇では語れない。 コンサルタントが苦手であることが多い異才のレバレッジである。 コンサル業界に長くいると、クライアントは様…

精魂込めて演奏する

子供の頃からリヒテルの演奏が好きだ。 シューマンの交響的練習曲を聴き、ピアノというのはこう弾くものだと思った。 もちろんライブではなくCDだが、それでも精魂が込められている演奏であることは明確に自然に伝わってくる。 精魂込めて演奏するということ…

特異点解消定理

中学の頃、親から勧められて広中平祐先生の「学問の発見」を読んだ。 広中平祐先生は代数幾何学の世界的権威で、フィールズ賞受賞者だ。 フィールズ賞受賞の理由は特異点解消定理である。 当時の自分はおろか今でもその理論を理解しているとは言い難いが、次…

コンサルの技シリーズ(12)事業撤退

コンサルの技シリーズ連載12回目は、おそらく最も難度の高い事業撤退についてシンプルに述べる。 特に日本企業相手の難度は高い。 難度が高いということはすなわちコンサルティングのニーズが強くかつコンサルに求められる能力水準も高いため、一流でなけれ…

コンサルの技シリーズ⑪紺屋の白袴

日本の諺に「紺屋の白袴」がある。 コトバンクの定義を引用する: 「紺屋(こうや)の白袴(しろばかま) 紺屋が、自分の袴は染めないで、いつも白袴をはいていること。 他人のことに忙しくて、自分自身のことには手が回らないことのたとえ。」 これは例外なくど…

コンサルの技シリーズ⑩PMI

コンサルの技シリーズ10回目はこれまたコンサルタントとしての総合力が問われるPMI(post-merger integration、買収後統合)を取り上げる。 PMIについては、コンサルタントとしても、また事業会社における実務の両面で携わっているので、その経験を活かして…

コンサルの技シリーズ⑨新規事業の立ち上げ

以前このブログにも書いたテーマであるが、いかなるエクセレントカンパニーであろうとも不得手なことは新規事業の立ち上げである。 いやより正確に言うと、きちんと立ち上げることができないのである。 これは組織能力云々ではなく構造的な問題である。 jimk…

コンサルの技シリーズ⑧能ある鷹は爪を隠す

基本スキルであるロジカルシンキングやフェルミ推定、各種定量分析により高度なファシリテーションやインタビューなどについて述べてきたが、今回は一流のコンサルタントは能ある鷹でなければならないことについて述べる。 そう。能ある鷹は爪を隠すものであ…

コンサルの技シリーズ⑦若手のレバレッジ

大手のコンサルティングファームでは新卒も中途も採用するが、採用した若手を如何に「レバレッジ」できるかは、ファームのエコノミクスを維持する上で必須であり、プロジェクトを効率的効果的に遂行するかを左右する。 そしてこの「レバレッジ」はプロマネ(…

コンサルの技シリーズ⑥攻めのインタビュー

連載6回目の今日は、プロのコンサルタントの重要なスキルとして、今回はインタビューを取り上げる。 コンサルタントはそもそも知識と思考のみならず情報収集・分析、広義のコミュニケーション能力やビジネスツールを駆使するスキルなどの「総合力」を問われ…

コンサルの技シリーズ⑤攻めのファシリテーション

連載5回目の今日は、プロのコンサルタントの重要なスキルとして、今回はファシリテーションを取り上げる。 ファシリテーションは「促す」という意味であり、ビジネスの文脈では会議において参加者が意見を述べる、アイデアを出すことを促すということになる…

コンサルの技シリーズ④expectation management

シニアな(駆け出しではない)コンサルタントにとって最も重要かつ難度が高いことは何かと聞かれたら迷わずexpectation managementと答える。 expectation managementとは何か。 期待値マネジメントである。 期待値とは、クライアントの、コンサルティングプ…

コンサルの技シリーズ③クライアントを叱りつける

これは最高難度のスキルである。コンサルタントとして。 しかし実は最も求められることの一つである。 叱りつけるとは単なる憂さ晴らしでもあら捜しでもない。 あなたがコンサルタントであるとして、どうクライアントを叱りつけますか? そしてそれによりク…

コンサルの技シリーズ②MECE

コンサルもしくはコンサルを志す人なら知らざるでは済まされないキーワードはMECE。 先日、ある物知りを自認する勉強家の社長にMECEと言ったら「何ですかそれ?」と聞かれたので説明したが、実はあまり一般的ではないかもしれない。 一流とされるコンサルフ…

一日十万歩80km歩いたよ

きのうはfitbitフレンズ仲間で流行っている神チャレ(1日10万歩)に挑戦! そして達成! 朝1時に起き、2時に自宅を出発。目指すは葛西臨海公園。距離は36km。 7時間ほぼ休まずに歩き、9時に葛西臨海公園に到着。練馬→豊島→新宿→文京→千代田→中央→江東→江戸川…

コンサルの技シリーズ①売上予測(成熟事業編)

コンサルの必須基本動作であり熟練に限りが無く手腕が問われる技はなんといっても売上予測である。 成長戦略策定においても、M&Aや事業承継の助言(事業価値評価)においても、売上予測は必須であり最も難しい。 成熟した事業ならまだしも、萌芽期にあるスタ…

即戦力採用において企業がすべきこと

最近よく見かけるTVCMに「即戦力なら〇〇」というのがある。 企業の人材採用において、即戦力をタイムリーに確保できることは言うまでもなく重要だが、日頃クライアント始め多くの企業の社長や役員の方々と話していると、そもそも即戦力確保において企業が考…

グローバル化は死語

日本企業は未だ「グローバル化」を標榜する向きが多いように見受ける。経営の定性目標として掲げることは正しい。なぜならグローバル化すべきであるし、それら企業はグローバル化できていないからだ。 問題はグローバル化の本質を捉えて標榜しているか否かで…